平成→令和 30日、徹夜で郡上おどり

2019年04月28日 08:01

改元を祝う「まつさか」の歌詞を作成し、最終曲で唄を披露する後藤直弘さん=郡上市八幡町、郡上八幡旧庁舎記念館前

改元を祝う「まつさか」の歌詞を作成し、最終曲で唄を披露する後藤直弘さん=郡上市八幡町、郡上八幡旧庁舎記念館前

 30日夜から5月1日未明にかけ郡上市八幡町の郡上八幡旧庁舎記念館前で「平成から令和 徹夜で祝う郡上おどり」が行われる。最終曲「まつさか」を、新時代を祝う"替え歌"にして踊りを締めようと、郡上おどり保存会のうたい手後藤直弘さん(81)=同市八幡町=が歌詞を作成した。後藤さんは「一夜限りの特別な『まつさか』。最後まで残ってくれた踊り手たちの心に刻まれる魂のこもった唄にする」と話している。

 「初春令月風和(やわら) 大伴旅人(たびと)が書き下ろす(中略)新元号の令和の日 記念日となる今日ここに―」。後藤さんは、歌詞の中で令和の由来となった万葉集に触れ、新時代の始まりの瞬間を踊りで祝うことができる喜びや感謝などを込めた。

 また「郡上おどり保存会 大正十と一年に結成されて百年(ももとせ)(中略)大事に守り末永く―」などと、同保存会が1922年の結成以来、大正、昭和、平成の三つの時代をつないできたこともつづり「今回は特別な郡上おどり。400年続く伝統を令和時代にも守り継いでいく決意を表して踊りを締めくくりたい」と話す。

 10曲ある郡上おどりは「古調かわさき」で始まり「まつさか」で終わるのが通例。「まつさか」は10分以上の長編で、歌詞は郡上八幡の名所を紹介する内容。三味線や笛のおはやしはなく、唄のみで構成される。

 後藤さんは全10曲をマスターしている数少ないうたい手で、夏の郡上おどりの屋形で50年以上うたい続けてきた。結婚式などで「まつさか」を替え歌にして場を盛り上げることはあるが、郡上おどりの屋形上で披露した記憶はないという。

 30日は、午後8時ごろから踊りが始まり、翌1日午前1時45分ごろ終了予定。最終曲が「令和特別版まつさか」となる。長良川鉄道は、30日午後9時59分美濃太田発、同11時16分郡上八幡着の下りと、1日午前3時30分郡上八幡発、同4時45分美濃太田着の上りの2本の臨時列車を運行する。


カテゴリ: おでかけ