見て感じる涼 岐阜市で水うちわ作り最盛期

2019年05月10日 09:08

雁皮紙が水のように透けて見える鮎柄の水うちわ=9日午前11時49分、岐阜市湊町、住井冨次郎商店

雁皮紙が水のように透けて見える鮎柄の水うちわ=9日午前11時49分、岐阜市湊町、住井冨次郎商店

 岐阜市の長良川鵜飼の11日開幕を前に、鵜飼土産で知られる伝統工芸品「水うちわ」作りが、同市湊町の「住井冨次郎商店」で最盛期を迎えている。

 薄い和紙「雁皮(がんぴ)紙」にニスを塗り、水のような透明感を持たせたのが名前の由来。鮎やアサガオ、ホタルなどの絵柄と合わせて涼感を演出する。

 「今は暑い時はエアコンが当たり前だけれど、あおぎ方がぎこちない若者が店に来てくれることもある。時代は令和に移っても、目で見て涼む感性はまだ残っているかな」と同店4代目の住井一成さん(56)。

 毎年、乾燥に適した梅雨入り前に仕上げており、今季は800本の生産を見込む。1本3350円(税込み)からで、鵜飼観覧船乗り場に近い同店で販売している。


カテゴリ: くらし・文化