白川町移住の夫婦が茶室建設 茶畑跡で和みの一服を

2019年05月16日 08:22

竹林にたたずむ建設中の茶室。集落を訪れる観光客らをもてなす場として生かす=加茂郡白川町下佐見

竹林にたたずむ建設中の茶室。集落を訪れる観光客らをもてなす場として生かす=加茂郡白川町下佐見

 茶の産地、岐阜県加茂郡白川町の下佐見地区で、茶畑跡に茶室を造り、訪れた人をもてなす拠点づくりが進んでいる。見晴らしの良い高台で、山あいの景観を楽しめる。19日にお披露目イベント「野茶会(のちゃかい)」が開かれ、山間地の集落に新しい流れをつくり出そうという動きが始まる。

 茶室を造るのは、高瀬耕治さん(41)と妻珠美さん(42)。名古屋市にある高瀬さんの実家の生花店で働いていたが、4年前に移住。両市町を拠点に「田舎の花畑とまちの花屋を結ぶ」をテーマに、耕作放棄地を生かした里山の散歩道整備や花植え体験などに取り組んでいる。

 茶室は里山周遊時の休憩やもてなしの場として、高瀬さん宅裏の茶畑跡に建てる。幅約2メートル、奥行き約4メートルで、椅子やカウンターを設けて風景を楽しみながら一服できる。

 同地区では30年ほど前から有機農業が進むほか、古民家に移住する人が増えている。高瀬さんは「景観も抜群で、有機農業のまちとしてブランディングできる。都会には潜在的にこの風景を欲している人は多いはず」と思いを語る。

 イベントでは地元の緑茶のほか、ハーブティーやフルーツティーを味わえる出店が並ぶほか、アーティストによる舞踏や楽器演奏なども披露される。

 高瀬さんは「まず下佐見を知ってもらって都会とのつながりをつくる。そこから人や物の流れが生まれれば」、珠美さんも「茶室でのんびりしながら楽しめる景観は、なかなか他では味わえないはず」と期待を込める。

 イベントは午前8時半から。参加費500円で、会場は下佐見むつみ会館と同町成山公民館が目印。問い合わせは高瀬珠美さん、携帯電話090(1479)6605。


カテゴリ: くらし・文化