春季東海高校野球あす開幕 大垣日大、中軸に厚み 県岐阜商は投手が鍵

2019年05月23日 07:30

  • 今春から4番を打ち、県大会ではチームトップタイの打率を残した大垣日大の林拓=長良川 
  • 急成長し、春県準優勝の立役者となった県岐阜商田中=関市民 

 第66回春季東海地区高校野球大会は24日、静岡県草薙などで開幕。春、2年ぶり3度目の県優勝の大垣日大は菰野(三重2位)と静岡市清水庵原で、3年ぶり出場の県岐阜商(県2位)は中部大第一(愛知1位)と静岡県草薙で、ともに第2試合(午後1時30分開始予定)で初戦を迎える。

 大垣日大は阪口慶三監督が「大きな自信になった」と振り返ったように県では準決勝までの3試合を八回以降に逆転する粘りを発揮。菰野の150キロ右腕・岡林勇希に対しても「近年では一番力がある」と力を込めた中軸の打撃が鍵を握る。

 昨秋1番の林拓馬を4番にし、一発のある内藤圭史、小野寺優斗を両脇に据えたことで「単打でも後ろが返してくれるので気楽になった」と内藤。県大会でチームトップタイの打率の林拓も「4番だが3人で1点取るつもり」とつなぎの意識の共有で厚みを増した。

 中軸に注目が集まるが、阪口監督の「一気にたたみかける集中力もある」との言葉通り、準々決勝、準決勝はともに途中出場の木原黎明、伏木謙心が決勝打を放つなど、打順関係なく勝負を決める力もある。

 「夏前にいいピッチャーとやれるのは楽しみ」と阪口監督。夏3連覇に向け、現時点での力を測るには絶好の相手だ。

 鍛治舎巧監督就任後、初めて東海へ駒を進めた県岐阜商。県では県内最速147キロ右腕・松井大輔をけがで欠く窮地に立たされたが、鍛治舎監督が「ほんとに良く投げた」とたたえた3年右腕・田中颯ら控えの投手陣が奮起。東海でも「投手は夏に向けての試金石になれば」と見据える。

 田中や1年生左腕・野崎慎裕が存在感を示したが、飛躍的にレベルアップした打撃は「松井のけがで焦ったところがあった」と鍛治舎監督。だが、県大会後から状態は上がっており、県では打率2割台だった4番の佐々木泰は「逆方向へも伸びるようになった」と笑みを浮かべたように練習試合で3本塁打。東海から背番号2の1年生捕手高木翔斗や小笠原将寛、佐竹秀也らの名を挙げ「県では控えだった選手が調子を上げ、誰が出てもおかしくない」と鍛治舎監督は自信を口にする。

 県大会で大きく飛躍した田中ら投手陣に、頼れる打線が復調した県岐阜商が夏を前に、東海の頂に挑む。


カテゴリ: スポーツ 高校野球