歩道27カ所に防護柵 各務原市が大津事故受け対策

2019年05月24日 08:45

各務原市が作成した防護柵設置のイメージ。周辺の状況と照らして可能な限り横断歩道の両サイドに防護柵を設置する(各務原市提供)

各務原市が作成した防護柵設置のイメージ。周辺の状況と照らして可能な限り横断歩道の両サイドに防護柵を設置する(各務原市提供)

 岐阜県各務原市は、今月8日に大津市で起きた散歩中の保育園児らの列に車が突っ込み、園児2人が死亡した事故を受けて、各務原市内の保育園の散歩コースや小学校の通学路などを調査した。調査結果から、園児や児童が通る車の交通量が多い歩道付きの市道交差点など27カ所に、今年9月末までに防護柵を設置することを決めた。23日に浅野健司市長が定例会見で明らかにした。同事故を受けた全市的な道路整備の対応は県内では初という。

 市内全域の幼稚園、保育園など計31施設に散歩コースの聞き取り調査をしたほか、小学校の出入り口にある横断歩道、中央線がある歩道付きの交差点を調査。その結果、散歩コースになっている横断歩道がある交差点9カ所、小学校出入り口にある横断歩道10カ所、交通量が多く学校から500メートル圏内の通学路の交差点8カ所が本年度の整備対象となった。防護柵は金属製で高さ約80センチを予定しており、周辺状況によって可能な限り横断歩道の両サイドに整備する。

 本年度予算の道路維持補修費から約3300万円を充てて整備し、今回対象外となった交差点82カ所についても、来年度には国の補助金活用も検討し約1億2300万円の予算で実施する予定。また、散歩コースや通学路となっている国道や県道の交差点についても、安全対策を国や県に要望していく。

 このほか歩道がなかったり狭かったりする交差点や、周辺状況により設置が難しい場所もあり、市は園児や児童を対象にした交通安全教室の充実も同時に図る考え。

 浅野市長は会見で「子供たちの命を守ることは大きな使命。緊急安全対策として取り組んでいく」と話した。


カテゴリ: 社会