乗鞍、12月から登山届義務化 県が条例改正案提出へ

2019年05月29日 08:49

 岐阜県は28日、乗鞍岳(岐阜・長野県、3026メートル)で12月から登山届の提出を義務化するため、6月の県議会に県山岳遭難防止条例の改正案を提出する方針を明らかにした。高山市丹生川支所で開かれた県登山届出促進検討会議で、地元の山岳、観光関係者らに説明した。

 登山者に提出を義務付けるのは想定火口域から4キロの範囲で、うち想定火口域から1キロの範囲は提出しなかったり虚偽の届け出をしたりした場合に5万円以下の過料を科す。いずれも長野県側を除く。4キロ以内にある乗鞍スカイライン、畳平周辺、乗鞍山麓五色ケ原の森のコースは対象外。改正した条例は12月1日に施行する。罰則規定はその後2年以内に施行する。

 登山届ポストは既設を含む7カ所に設置する予定。このうち、畳平から山頂の剣ケ峰への往復は、コースなどが複雑ではないことから、バスで多く訪れる登山者が滞留しないよう、登山届の行程の記入を不要にする。

 乗鞍岳では気象庁が3月18日から噴火警戒レベルの運用を始めた。岐阜県内では、2014年に北アルプス地区、15年に御嶽山と焼岳、16年に白山で登山届の提出が義務化されている。


カテゴリ: くらし・文化 政治・行政