「郡上鮎」豊洲へ初出荷 首都圏でブランドPR

2019年06月04日 08:48

トラックに積まれ、出荷された「郡上鮎」=3日午前9時39分、郡上市八幡町有坂、郡上漁業協同組合

トラックに積まれ、出荷された「郡上鮎」=3日午前9時39分、郡上市八幡町有坂、郡上漁業協同組合

 岐阜県郡上漁業協同組合は、ブランド鮎「郡上鮎」の首都圏での知名度向上などを目指し、今シーズンから東京・豊洲市場への出荷を始めた。郡上市八幡町有坂の同漁協で3日、初出荷の出発式を行い、笠野尚之組合長は「ブランド力を一層高めたい」と期待を込めた。同漁協によると、天然鮎を豊洲市場に出荷するのは県内の漁協では初めて。

 郡上鮎は2007年に特許庁の地域団体商標に登録。昨年2月には、来年の東京五輪・パラリンピックで選手村への食材提供に必要とされる「水産エコラベル」認証を、天然淡水魚としては全国で初めて取得した。

 個別に契約する都内の料亭などでの取り扱いはあるが、さらなる知名度アップを狙い、10年ほど前から旧築地市場への出荷を働き掛けてきた。昨年8月に県などが東京都内で開いた「鮎フェア」でのPRや、エコラベルの取得が追い風となり実現にこぎ着けた。

 同漁協管内では、2日に友釣りが解禁。出発式では、氷詰めされた鮎計20キロが入った段ボール2箱を積んだトラックが、関係者約30人に見送られながら豊洲へ向け出発した。4日朝の競りにかけられるという。シーズン中は毎日、車による直送を予定。今季約4トンの集荷量を見込んでおり、そのうち約1トンを豊洲に出荷したいとしている。

 笠野組合長は「豊洲で取り扱っているというPR効果はやはり大きい。これを機に、首都圏だけでなく国内でのブランド力を不動のものとしたい」と話した。

 同漁協は、東京五輪・パラリンピックへの食材提供についても「アピールを続けていきたい」としている。


カテゴリ: くらし・文化 社会