信長居館跡の滝再現へ 岐阜市、庭園整備へ事前調査

2019年06月05日 08:42

2本の滝を再現する事前調査のイメージ図(岐阜市教育委員会提供)

2本の滝を再現する事前調査のイメージ図(岐阜市教育委員会提供)

 岐阜市教育委員会は、金華山麓部の岐阜公園で戦国武将織田信長の居館跡の発掘調査で見つかった庭園の整備に向けて、10月にも事前調査に乗り出す。6月補正予算案に調査費631万円を計上。庭園内に流れていた2本の滝を再現するため実際に水を流して影響を調べるほか、調査の様子を観光客らに公開し、観光振興にも生かす。

 居館跡の庭園は7カ所あり、信長が岐阜城主の時代に整備したとみられる。今回の調査はうち1カ所で、2014年に発見された広さ約1千平方メートルと最大規模の庭園。池や展望用の建物があったほか、高さ約35メートルの岩盤から流れ落ちる2本の滝もあったとみられる。滝の底には、石を敷き詰めた集石遺構が見つかり、人工的に作られたという。

 調査は10月に着手し、2020年度末までに完了する予定。ポンプで公園から水をくみ上げて2本の滝を再現し、岩盤の劣化などの影響がないかを調べる。今後策定予定の整備計画に結果を反映させる。

 調査は公開し、夜間はライトアップする。明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」が20年から放送され、舞台の一つになるとみられる岐阜城を訪れる観光客らに見てもらう。


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