「パワハラを放置」養老町を損賠提訴 元職員の男性

2019年06月08日 08:41

 上司からパワーハラスメントを受けて被害を申し出たにもかかわらず対処しなかったとして、岐阜県養老郡養老町の元職員の男性が同町に慰謝料など約960万円の損害賠償を求めて岐阜地裁に提訴していたことが7日、分かった。

 訴状によると、男性は2009年から同町で勤務し始めたが、13年には過重労働でうつ病を発症し一時休職。14年に上司から「次休んだらクビやと思え」などと言われたほか、深夜まで続く時間外労働をさせられ、ストレスでうつ病を再発、十二指腸潰瘍などを患った。

 男性は同年5月から何度も被害を申告。町は対応してこなかったが、15年1月にパワハラを認定し、同年3月に元上司を戒告処分とした。訴状では「元上司によるパワハラがあり、男性が体調を損なっていると町は知りながら対処しなかった。不適切な措置で精神的に追い詰め、退職を余儀なくさせた」と主張している。

 男性は16年2月に町を退職し、今年2月に提訴した。4月に開かれた第1回口頭弁論で、町側は請求棄却を求めて争う姿勢を示している。


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