憩いの100円カフェ 高齢化進む団地に開設

2019年06月10日 07:28

オープンした「ワンコインカフェ『憩』」の店内=美濃加茂市森山町、森山団地集会所

オープンした「ワンコインカフェ『憩』」の店内=美濃加茂市森山町、森山団地集会所

 高齢化が進む岐阜県美濃加茂市の森山団地の住民有志が、「森山ワンコインカフェ『憩』」を団地内の集会所でオープンさせた。車を運転できなくても、身近な場所で気軽に集い語らえる地域住民の新たな拠点。100円で、コーヒーと軽食をセットにした簡単なモーニングサービスが楽しめる。カフェ代表の熊崎勝子さん(74)=同市森山町=は「健康長寿を目指し、森山団地は頑張っていく」と笑顔で語る。

 1973年に入居受付が始まった森山団地は現在、約1100人が暮らす。高齢化率は42%(5月31日時点)で、市全体の約23%(4月1日時点)を大きく上回っている。

 「お年寄りはお茶にも行けず、家庭に閉じこもりがち。安心して語り合える場所が必要」。こんな熊崎さんの思いからカフェ開設の構想が動きだし、団地の4自治会から有志13人が集まって準備を進め、1年がかりで実現した。歩いて通うことで介護予防と健康増進を目指し、カフェでおしゃべりすることで認知症予防も期待する。

 営業は月2回。100円でコーヒーや紅茶にパン、ヨーグルトを付けてワンプレートで提供する。

 オープンは6月5日。初日から、続々と住民らが来店し、エプロン姿のスタッフが明るく接客した。住民らはコーヒーを飲みながら、にぎやかに井戸端会議をしていた。

 駆け付けた伊藤誠一市長は「皆さんの笑顔がエネルギーをくれる。可能性を持ったカフェ。時々おじゃまします」と激励。熊崎さんは「交流の輪を町外にも広げていければ。気軽に来てほしい」と意気込みを語った。

 次回は今月19日。7月以降は第2、第4水曜日に開く。


カテゴリ: くらし・文化