井谷園茶舗、ハラール認証茶販売 ムスリム向け土産物

2019年07月06日 08:41

ハラール認証を取得したティーバッグ=飛騨市古川町幸栄町、井谷園茶舗

ハラール認証を取得したティーバッグ=飛騨市古川町幸栄町、井谷園茶舗

 岐阜県飛騨市古川町幸栄町の茶販売店「井谷園茶舗」は、ハラール認証を受けたティーバッグの取り扱いを始めた。イスラム教徒(ムスリム)の訪日観光客に、帰国後に気兼ねなく配ってもらえる土産物として定着を図る。

 ハラール認証は、イスラム教の戒律で禁じられているアルコールや豚由来の原料を使っていないことを証明する制度。ティーバッグは愛知県大口町の柳風水野商店が開発した商品で、マレーシア政府のハラール認証機関「JAKIM」の監査で認証を受けた。県内の取り扱い店は井谷園茶舗が初めて。

 店主の井谷清治さん(77)は「茶が戒律に抵触することは考えにくいが、認証があるかないかでムスリムの安心感は違うはず。宿泊施設や土産物店で販売が広がり、ムスリムの旅行先として飛騨市が有名になればうれしい」と話す。ティーバッグは煎茶・緑茶・玄米茶の3種類で、1箱20包入り。

 日本政府観光局(JNTO)によると、ムスリムが多数を占めるマレーシアやインドネシアからの訪日旅行者は増える一方、1人当たりの消費額は2016年から減少に転じている。安心して購入できる食品が少ないことが一因とされる。


カテゴリ: 経済