はやぶさ2打ち上げ前、神岡町で実験 空宙博が映像紹介

2019年07月12日 07:59

12日から展示される小惑星りゅうぐうの模型=11日午後5時10分、各務原市下切町、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館

12日から展示される小惑星りゅうぐうの模型=11日午後5時10分、各務原市下切町、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館

 探査機はやぶさ2の実物大模型を展示する岐阜県各務原市下切町の岐阜かかみがはら航空宇宙博物館は、小惑星りゅうぐうへの着陸成功を知らせる張り紙をして祝った。はやぶさ2は打ち上げ前年の2013年、りゅうぐう表面に人工クレーターをつくる「衝突装置」の実験を飛騨市で実施している。今年4月にクレーターづくりに成功したのに続く快挙に、県内でも称賛の声が上がった。

 はやぶさ2の模型に見入っていた30代の自営業男性=愛知県豊橋市=は「日本の技術を証明する偉業。採取した物質が今後の技術の発展につながれば」と期待を寄せた。

 はやぶさ2は4月、小惑星表面に金属弾を撃ち込み、クレーターをつくる任務を果たした。爆薬と銅を詰めた「衝突装置」を小惑星の上空で切り離して爆発させ、銅の塊を表面に撃ち込む方法で、飛騨市神岡町で実験した。同館では、当時の実験の映像を見ることができる。

 同館は12日から、新たにりゅうぐうの模型を展示する。600分の1の大きさで、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の3Dデータを基に、そろばんの玉のような形や表面の凹凸を忠実に再現した。同館の樋口博久専務理事は「今後も、はやぶさ2の活動状況をどんどん発信していきたい」と話した。


カテゴリ: 科学