総決起、参院選期日前プッシュ 票囲い込みへ集会前倒し

2019年07月12日 08:14

 21日の投開票に向けて舌戦が続く参院選の岐阜選挙区(改選数1)で11日、与野党候補がそれぞれ岐阜市や大垣市といった大票田で総決起集会を開き、閣僚や党幹部の応援弁士が選挙ムードを盛り上げた。通常は選挙戦の終盤に開くことが多い決起集会。前倒しの背景には早めに機運を高めることで期日前投票を促し、票を囲い込む狙いがある。

 「いつもは後半だが、どうしても期日前(投票)をやってほしいから今日にした」。11日夕、大垣市のホテルで開かれた自民党現職の大野泰正候補(60)=公明党推薦=の総決起集会で、選対本部長代理の猫田孝県議は力強く訴えた。

 陣営は選挙戦が折り返す11、12の両日、有権者の多い大垣市と岐阜市で総決起集会の予定を組んだ。11日は応援弁士として柴山昌彦文部科学相も駆け付け「多くのパワーを得票数で示してもらうことが必要」とこぶしを振り上げた。

 猫田県議は公示後の1週間について「ムードが盛り上がらず非常に低調」と危機感をにじませ、期日前投票により「いかに票を積み上げて勝つかだ」と力を込めた。

 立憲民主党新人の梅村慎一候補(48)=国民民主党支持=は同日夜、岐阜市文化センターで総決起集会を開き、選対本部長の山下八洲夫立民県連合代表は「相手候補の背中が随分見えてきた。必ず追い越そう」と声を張り上げた。

 立民の長妻昭代表代行が応援に訪れ、集会前に梅村候補と市中心部の街頭に立ち、年金問題を取り上げて支持を呼び掛けた。集会では「党派に関係なく、周囲に(梅村候補に)一票を入れてくれと言ってほしい」と聴衆に力強く訴えた。

 期日前投票に足を運んでもらうことに加え、政治経験のない梅村候補が知名度を上げて中盤、終盤を戦えるように「総決起集会を前倒しした」と山下代表は狙いを明かした。

 岐阜選挙区では諸派新人の坂本雅彦候補(47)もツイッターで独自の戦いを繰り広げている。


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