性暴力「私たちは黙らない」岐阜駅で県内初フラワーデモ

2019年07月12日 08:08

初のフラワーデモで性暴力や性被害について思いを語る女性=11日午後7時3分、岐阜市橋本町、JR岐阜駅北口信長ゆめ広場

初のフラワーデモで性暴力や性被害について思いを語る女性=11日午後7時3分、岐阜市橋本町、JR岐阜駅北口信長ゆめ広場

 私たちは黙らない―。手に花を持ち、性暴力を許さないと声を上げる「フラワーデモ」が11日、岐阜県内で初めて開催された。岐阜市橋本町のJR岐阜駅北口信長ゆめ広場には雨の中、約30人が「WithYou」と書かれたプラカードを掲げ、被害者に寄り添う姿勢を表現した。

 「新幹線で寝ている間に手を触られた」。デモを主催した病院職員廣瀬政美さん(31)が始めにマイクを取った。「相手に何も言えなかった自分が情けないが、被害に遭うと声を出したくても出ない。自分の経験を語れば共感してもらえるのではないかと思い行動した」と涙ぐみながらあいさつした。

 元教員(68)は中学生の時、密室で突然教員に抱きしめられたと告白した。「男性に隙を見せてはいけないと親に教えられていた。恥ずかしくて言えなかった」と振り返り、「学校内にも性暴力はある。中学生の孫のためにも、誰もが大切にされる社会にしていきたい」と語った。

 男性も「『性暴力被害者にも落ち度がある』と責める風潮はおかしい」と声を上げた。参加者は花を手に静かにスピーチに聞き入っていた。高校生の姿も見られた。

 デモは父親による実の娘への性的虐待を無罪とした名古屋地裁岡崎支部の判決など、3月以降に性暴力に関する無罪判決が相次いだことをきっかけに、4月に東京、大阪で始まり、毎月11日に全国で開かれている。呼び掛け人によると、この日は14都市で行われた。


カテゴリ: 社会