豚コレラウイルス、ネズミ媒介か 農水省チームが分析

2019年07月19日 09:30

 岐阜、愛知県で家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が拡大している問題で、農林水産省は18日、拡大豚コレラ疫学調査チーム検討会を開き、5月17日~6月29日に発生した6事例についてウイルスの侵入時期や経路を分析した。ネズミなどの野生動物を介して豚舎内にウイルスが侵入した可能性を指摘したケースが多く、野生生物の侵入防止策や早期通報、適切な洗浄・消毒などの再徹底を呼び掛けた。

 農水省によると、県内では、5月25日に発生した山県市の養豚場が4月上旬~下旬、6月5日に発生した同市の別の養豚場が5月上旬~中旬、6月23日に発生した関市の養豚場が4月下旬~5月中旬に、いずれも感染野生イノシシ由来のウイルスが侵入したとみられる。ネズミやそのふんが確認され、野生動物などが豚舎内にウイルスを持ち込んだ可能性を示した。

 津田知幸チーム長は「発生予防対策が守られていない事例がある。もう一度徹底してほしい」と指摘。柵の設置ほか、草の刈り取りや物の整理、石灰帯を設けるなど、イノシシだけでなく、イノシシ由来のウイルスを持ち込む恐れがある野生動物の侵入防止対策の重要性を強調した。


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