学校で話したくても言葉が出ない 場面緘黙(かんもく)正しく理解を

2019年08月11日 08:49

場面緘黙の症状や改善方法について紹介する高木潤野さん=大垣市室本町、スイトピアセンター

場面緘黙の症状や改善方法について紹介する高木潤野さん=大垣市室本町、スイトピアセンター

 自宅では普通に会話ができるが、学校など特定の状況では言葉が出なくなる症状「場面緘黙(かんもく)」について学ぶ講演会が、岐阜県大垣市室本町のスイトピアセンターで開かれ、長野大社会福祉学部准教授の高木潤野さんが症状や改善方法について紹介した。

 2016年に発足した「ぎふ場面緘黙親の会」が、症状を社会に正しく理解してもらおうと、初めて開催。保育、教育関係者や場面緘黙の子を持つ親約400人が参加した。

 高木さんは場面緘黙について「強い不安や緊張により、話すことやその他の動作が抑制されてしまい、その人らしさが発揮できない状態になること」と症状を説明。400人の子どもと向き合ってきた経験を踏まえて「適切な対応をすれば、症状を改善することができる」と説いた。

 改善策として、学校と自宅の中間となる場面をつくり出すことが必要だと訴え、方策として「人と場所、活動を組み合わせて、本人が話せる場面を少しずつ広げて」とアドバイスした。

 保護者に対しては「練習をすれば話せるようになることを、まず子どもに伝えてほしい」と語り掛け、「学校での姿は自宅とは全然違う。園や学校と連携して、具体的な対応策を考えて」と訴えた。


カテゴリ: 教育 社会