カムランドでニュートリノ研究 本社サイエンスカフェ

2019年08月11日 08:54

飛騨市神岡町の地下にあるカムランドで行われている実験について解説する古賀真之准教授=岐阜新聞本社

飛騨市神岡町の地下にあるカムランドで行われている実験について解説する古賀真之准教授=岐阜新聞本社

 岐阜県飛騨市神岡町の地下にある宇宙研究施設で行われている実験について知る「サイエンスカフェin岐阜市」の第1弾が10日、岐阜新聞本社で開かれた。ニュートリノの検出器「カムランド」の実験に焦点を当て、東北大ニュートリノ科学研究センターの古賀真之准教授が講演した。

 カムランドはカミオカンデの跡地に造られ、2002年から観測を開始。世界的な成果を上げている。古賀准教授は、地球内部の放射性元素が放出するニュートリノを世界で初観測したことを紹介し、測定結果によって地球が形成されたときの熱がいまも放出され続けていることも明らかにしたと説明した。

 今年1月から始まった新プロジェクト「カムランド禅800」では、ニュートリノの質量解明のため反ニュートリノ同士を衝突させて発生する現象を調べており、「現在の宇宙が全て物質でできている謎にも迫ることができる」と意義を語った。9月に富山県で開かれる国際会議で初めて結果を報告するという。

 岐阜高2年の生徒(16)は「地球物理学でも成果を上げていることに感銘を受けた。自分も素粒子の研究をしたい」と目を輝かせた。

 サイエンスカフェは、センターと岐阜新聞社の共催で行われ、約30人が参加した。講演内容は9月に本紙で詳報する。


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