揖斐川町で豚コレラ初感染 県内豚の半数超殺処分

2019年08月18日 07:41

豚コレラの発生が確認された養豚場の近くで、殺処分作業の準備を進める県職員ら=17日午後1時55分、揖斐郡揖斐川町

豚コレラの発生が確認された養豚場の近くで、殺処分作業の準備を進める県職員ら=17日午後1時55分、揖斐郡揖斐川町

 岐阜、愛知県などで家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が拡大している問題で、県は17日、新たに揖斐郡揖斐川町の養豚場で食欲のない豚から感染を確認したと発表した。飼育されている約3600頭の殺処分は、作業に従事する県職員らの熱中症対策のため、17日夜に開始した。一連の防疫措置は25日までに終える予定。完了すれば、殺処分数は県内の豚の全飼育数11・8万頭のうち53%に当たる6・2万頭に及ぶ。

 県内で感染が確認されたのは22カ所目、西濃地域では初めて。今回の農場を含めると民間の38養豚場のうち18農場に感染が広がった。

 県によると、農場から16日午前に食欲不振の豚が2頭いると県中央家畜保健衛生所に連絡があった。2頭と近くの4頭の計6頭を遺伝子検査したところ、4頭が陽性反応を示した。

 発生農場は岐阜市内で約700頭を飼育する農場を別に運営している。7月11日に岐阜市から揖斐川町の農場に豚4頭を移動させていたため、岐阜市の農場の豚からも採血して検査したが、感染は確認されなかった。

 県は発生農場から半径3キロ圏内を移動制限区域に設定し、1農場には豚などの移動を、半径3~10キロ圏内の搬出制限区域の5農場は区域外に持ち出すことを禁じた。また、移動制限区域内の農場と岐阜市の農場を含む7農場が発生農場と同じ岐阜市内の食肉処理施設を利用しているため、豚の異状の有無について1日2回の報告を求める。

 搬出制限区域内の1農場は、農場を整備して衛生管理の体制を強化するために出荷して一時的に豚舎を空にする「早期出荷」を始めている。県は「早期出荷が遅れることはない」としている。


カテゴリ: 社会

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