ミントとカカオ「お煎餅」人気 大垣市の老舗煎餅屋

2019年08月18日 08:30

チョコミント味が優しく香る風味が楽しめる「ミントとカカオのお煎餅」=大垣市本町、田中屋せんべい総本家

チョコミント味が優しく香る風味が楽しめる「ミントとカカオのお煎餅」=大垣市本町、田中屋せんべい総本家

 アイスクリームからパンや飲み物へブームが広がるなど「チョコミント味」が注目を浴びる中、創業160周年を迎えた老舗煎餅(せんべい)屋が手掛ける「ミントとカカオのお煎餅」が人気を集めている。清涼感・爽快感にこだわった商品とは対極をなす、無香料・無着色で「食べた後に風味をふわっと感じる」素朴なテイストが特徴。店は「チョコミントは苦手という人にも楽しんでもらえる仕上がり」とPRする。

 製造・販売するのは安政年間に創業した大垣市本町の田中屋せんべい総本家。もともとバレンタインデー商戦向けに開発し、3年前から毎年2月に限定販売していた。夏場に提供するのはこれが初めてで今月から店頭に並べている。田中裕介社長(45)は「リピーターのお客さまからの『ぜひ夏に売って』という熱烈なリクエストにお応えした」と話す。約2週間で300袋以上を売るバレンタイン商戦並みの売れ行きという。

 好評の秘訣(ひけつ)は"チョコレート味"の表現方法にありそうだ。ミント味は素直にハーブティーの茶葉を細かくして生地に練り込み表現した一方、チョコ味にはカカオ豆を焙煎し粉砕した「カカオニブ」を採用。栄養価が高くスーパーフードとも呼ばれており「単純にチョコチップを混ぜたんじゃ面白くないから」と田中社長。原料にもこだわり、カカオ豆の選別から焙煎、板チョコ製造までを自社工房で行う「ビーン・トゥ・バー」製法にこだわる京都の専門店から仕入れている。

 田中社長は「『食べてがつんとチョコミント』という商品とは一線を画した『かんでいって後から感じるおいしさ』という煎餅屋らしいアプローチを体験して」と呼び掛けた。1袋50グラム入りで税込み540円。販売期間は9月中旬までの予定。問い合わせは同店、電話0584(78)3583。


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