映画「兄消える」思い熱く 俳優・柳澤さんとプロデューサー・新田さん 

2019年08月25日 08:45

映画「兄消える」に込めた思いを語る柳澤愼一さん(右)と新田博邦さん=岐阜市日ノ出町、シネックス

映画「兄消える」に込めた思いを語る柳澤愼一さん(右)と新田博邦さん=岐阜市日ノ出町、シネックス

 高齢兄弟の心の絆を描いた映画「兄消える」で主演した俳優の柳澤愼一さんとプロデューサーの新田博邦さんが24日、岐阜市日ノ出町のシネックスで開かれた「CINEX映画塾」で舞台あいさつに立ち、映画に込めた思いを語った。

 映画は、40年ぶりに実家に戻った柳澤さん演じる兄と、弟の交流を描く。現在86歳の柳澤さんはこれまで170本以上の映画に出演しているが、主演は1958年の日活映画「酔いどれ幽霊」以来となる。

 柳澤さんは「映画界から遠ざかっており当初は出演を断るつもりだったが、(出演を依頼する)新田さんの情熱に応えようと引き受けた」と説明。現在の心境として「自分の遺作だといえる作品に仕上げることができ、自分を褒めてあげたい」と話すと、会場から拍手が沸き起こった。

 また、ジャズ歌手としても知られる柳澤さんは、自身の歌「幸せどんどん逃げてゆけ」を披露して来場者を楽しませた。最後に劇中のせりふを引き合いに「『人生に無駄なことは何もないんだから、な』という部分が気に入っている。何かあったときは思い出してほしい」と呼び掛けた。

 映画塾は、岐阜新聞社とシネックスの共同企画「岐阜新聞映画部」(キリンビール、大和証券協賛)の主催。来場者にはキリンビールの飲料が配られた。シネックスでの上映は9月6日まで。


カテゴリ: くらし・文化