ロケ誘致へ16市町連携 「ぎふロケツーリズム協議会」発足

2019年08月31日 08:24

「ぎふロケツーリズム協議会」が発足し設立総会に臨む首長ら=30日午後2時13分、岐阜市橋本町、じゅうろくプラザ

「ぎふロケツーリズム協議会」が発足し設立総会に臨む首長ら=30日午後2時13分、岐阜市橋本町、じゅうろくプラザ

 アニメや映画のロケを誘致し地域振興につなげる手法を共有しようと、岐阜県内16市町による「ぎふロケツーリズム協議会」が30日、発足した。アニメ映画「君の名は。」、NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」など岐阜県が映像作品のロケ地になるケースが相次ぎ、"聖地"と呼ばれる地域も増える中、自治体がロケの受け入れに積極的に関わり、作品が完成した後も市町のPR活動に継続的に活用することが狙いだ。

 協議会は、アニメの舞台になった県内自治体を中心に2017年に発足した「ぎふアニメ聖地連合」が母体。連合では作品をプロモーションに活用するための勉強会を開いてきたが、実際にはアニメのシーン写真を利用する許可が製作会社から得られないことが多く、実現が難しかった。

 そこでロケの受け入れ時点から自治体が宿泊先の確保などに関わり、同時に完成後の活用を含めた交渉を進めようと、無償で撮影の支援をする従来の「フィルムコミッション」ではなく、有償でサービスを提供するロケツーリズム協議会として立ち上げた。

 参加する自治体は発足を呼び掛けた岐阜、大垣、飛騨の3市など計12市4町。対象もドラマ、映画など全ての映像作品に拡大した。

 協議会では各自治体が、官民一体の受け入れ組織をつくり、作品のシーン写真を活用したロケ地マップや看板を作成するためのノウハウを身に付けることを目指す。将来的には参加自治体が連携し、撮影や宿泊施設の受け入れを行うほか、県単体でのロケ誘致商談会の開催、広域ロケ地マップの作成も構想している。

 本年度は10月にロケの受け入れ時の体制づくりを学ぶセミナーを開く。同日、岐阜市橋本町のじゅうろくプラザで設立総会があり、会長に選出された都竹淳也飛騨市長は「普通の風景こそがロケに適している。ロケツーリズムは観光地ではない地域にも光が当たる手法だ。県内全ての自治体にロケを誘致できる可能性がある」と意欲を語った。

 その他の参加自治体は関市、中津川市、羽島市、恵那市、美濃加茂市、可児市、山県市、郡上市、下呂市、養老郡養老町、揖斐郡揖斐川町、加茂郡坂祝町、同白川町。


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