白昼の犯行見えぬ目的 北方町民家襲撃事件1週間

2019年08月31日 07:55

 岐阜県本巣郡北方町の自営業男性(44)と妻(41)が自宅に侵入した複数の男たちに襲われた殺人未遂事件は、31日で発生から1週間。防犯カメラの映像や男性の証言などから、男たちの犯行時の行動は明らかになってきたが、目的については謎が深まっている。捜査関係者は「金銭が欲しかったのか、恨みによる犯行か、絞り切れていない」と話す。

 事件は24日昼に発生。バールのようなものを持った男を先頭にして男4人が玄関から土足で侵入。バールのようなものでいきなり男性に襲い掛かり、妻を投げ飛ばした後、無言のまま何も取らずに逃走した。侵入から逃走までの時間は2分弱。いずれも黒っぽい長袖、長ズボン、野球帽のような帽子姿で、白いマスクをしていた。

 捜査関係者によると、バールを持つ全身黒ずくめの男は窃盗集団に多い。夜に住宅の明かりがつかないのを確認し、扉をバールでこじ開けて侵入するのが手口だ。だが今回は土曜日の白昼であることに加え、駐車場には車が2台も止まっていたことなどから、室内に人がいることは想像できた。

 一方、男性への恨みが動機なら1人でいるところを狙うはず。男性は投資関係の仕事をしていたが、目立ったトラブルはなかったとされる。男たちについて男性は「面識がない」とも話す。捜査関係者は「白昼に家族がいる中、堂々とバールを持った男が侵入してくる事件は最近、岐阜でも愛知でもない」と首をかしげる。

 県警は現場付近の防犯カメラの分析や聞き込みなどをして、逃げた男らの行方を追うとともに、襲われた経緯を調べている。


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