世界最大級の湿原パンタナール アクア・トトで企画展

2019年09月01日 08:30

  • ゴーグルをはめてさまざまな魚が泳ぐ水中にいるような写真が撮れるフォトスポット 
  • 枝に隠れて、隣の水槽を泳ぐ小さな魚をじっと見つめるピラニア 
  • 迫力満点で金色に輝く姿が美しいドラード 
  • 企画展の会場は青い照明で照らされ、水中に潜ったような雰囲気になっている=いずれも各務原市川島笠田町、世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ 

 南米大陸中央部にある世界最大級の湿地、パンタナール大湿原。岐阜県各務原市川島笠田町の世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふでは、多様な生物であふれるパンタナールをテーマにした企画展「アマゾンを超える水の楽園 ブラジル・パンタナール大湿原~第1章澄みわたる泉~」が開かれている。12月8日まで。

 パンタナールの面積は日本の本州とほぼ同じで、生物の生息密度は世界一といわれる。同展では湿原を流れる青く透き通る川にスポットを当て、多彩な生き物を紹介する。

 会場は青い照明に照らされ、まるで水中にいるよう。ここに約20種類の魚や植物などを展示し、水中の映像も流している。ポルトガル語で黄金を意味し、現地の釣り人たちの憧れとされる魚「ドラード」は、迫力満点で金色に輝く美しい姿で来場者を魅了。枝の陰に隠れ、ガラスで仕切った隣の水槽をじっと見つめるのはピラニア。小さな魚たちが泳ぐ水槽の向こうに鋭い目線を感じさせる展示構成も面白い。ゴーグルを着けて生き物たちと水中にいるような写真を撮ることができるフォトスポットもあり、子どもたちにも人気だ。

 生き物の楽園に迫る環境汚染も紹介する。同展で取り上げた保護地区の近くを撮影した映像では、農地にするため木が伐採され、川が土砂や農薬などで濁り汚染されている様子が映し出される。現地を訪れた同館展示飼育部チーフキュレーターの大島啓さん(47)は「日本の反対にある遠い場所だが、企画展をきっかけに豊かな自然が危険にさらされ環境が破壊されていることを知ってほしい」と話している。


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