イノシシ捕獲強化 豚コレラ対策、年1.5万頭目標

2019年09月02日 08:43

 岐阜県は1日、豚(とん)コレラ対策として、感染を媒介するとされる野生イノシシの数を減らすため、捕獲を強化する方針を明らかにした。11月からの狩猟期は県内全域で禁猟とする方針だが、県猟友会の協力を得て広域的な捕獲と駆除を進め、個体数を削減する。同日に県庁で開いた有識者会議で方針を示し、了承を得た。

 従来は調査捕獲、有害捕獲、狩猟により年間1万3千頭の捕獲を目標としていたが、狩猟を県内全域で禁止する一方、個体数調整の捕獲を強化することで、新たに年間1万5千頭の捕獲目標を立てた。

 個体数調整で捕獲したイノシシは豚コレラの検査をせず、山の中に埋める方針。経費は県が補助する。調査捕獲したイノシシの検査も原則、血液で行い、死骸は山に埋めて処理する。捕獲に当たる猟友会員らの負担を軽くするためで、現在は禁じている銃の使用も認めていく。検査手法も見直し、より短い時間で結果が判明するリアルタイムPCR検査の導入に向け、国と協議していく。

 一方、養豚農家が要望している豚への地域限定のワクチン接種について、河合孝憲副知事は「もしやるなら、どういうルールでやるか都道府県に丸投げせず、国の責任で示し、経費を支援してもらいたい」と訴えた。


カテゴリ: 社会

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