隈研吾氏が家具デザイン 飛騨産業「クマヒダ」展開

2019年09月04日 09:19

  • クマヒダのアームチェアとテーブルを紹介する岡田贊三社長=高山市名田町、飛騨の家具館高山 
  • 前脚から手すり、背もたれまで一体となったカーブが美しい「クマヒダ」のアームチェア 

 木工家具メーカー飛騨産業(岐阜県高山市)は、新国立競技場の設計などで知られる建築家の隈研吾氏とコラボレーションした家具「クマヒダ」を展開する。隈氏のデザインを基に、ダイニングのアームチェアとテーブルを製品化した。

 クマヒダは、同社100周年記念事業の第1弾。隈氏が家具単体をデザインするのは初という。同社は隈氏がデザインした木製パズルを商品化しており、今回のコラボにつながった。

 アームチェアの最大の特徴は、隈氏がこだわった「柔らかさと軽やかさ」を表現するデザイン。断面がレモン状の紡錘形(ぼうすいけい)部材が、前脚から手すり、背もたれへと、リボンをねじったようにカーブを描く。曲げ木や切削など、同社の高い技術力で実現した。

 テーブルは、実際は厚みのある天板が、人が立った位置からは薄く見えるという洗練されたデザイン。

 いずれも樹種は、ウォルナットかホワイトオークから選べる。アームチェアの座面は布張りもある。

 3日に同市名田町の同社ショールーム飛騨の家具館高山で発表会があり、岡田贊三社長は「隈氏の家具への思いと匠(たくみ)の技術で渾身の作品ができた」と話した。

 価格は27日に発表し、受注を開始する。クマヒダシリーズとして、リビング家具の展開も計画している。


カテゴリ: 経済