教諭の竹刀で中学生、鼓膜にけが 高山市、剣道稽古中

2019年09月04日 08:03

 岐阜県高山市教育委員会は3日、同市森下町の日枝中学校で3月、剣道部の稽古中に顧問の男性教諭(31)の竹刀が当時2年の男子生徒の左側頭部に当たり、鼓膜に傷が付くけがを負ったと発表した。教諭は校長に報告していなかった。4~5月には生徒に「もう片方も聞こえないようにしてやろうか」という趣旨の暴言を浴びせていた。市教委は、けがを報告しなかったほか、行き過ぎた指導があったとして、教諭に口頭で厳重注意した。

 市教委によると、試合形式の稽古で教諭が打った面を生徒が右に頭を倒して避けた際、竹刀が左耳付近に当たった。生徒は稽古を続けたが、終了後に保護者に耳の不調を訴え、病院を受診した。教諭は翌日、けがをさせたことを生徒に謝ったという。生徒はその後も部活動に参加している。

 教諭は暴言について「生徒が練習に集中していなかったので、集中してほしかった」と説明。他の部員に対して「あほ」「ばか」などと言ったこともあったという。

 校長は5月13日に生徒のけがを知ったが、重大なけがとは判断せず、市教委に報告しなかった。教諭は指導を続けている。


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