藤田嗣治と仲間の足跡 三甲美術館で企画展開幕

2019年09月05日 09:02

繊細な墨の線で輪郭をとった少女や猫など、藤田嗣治らの作品が並ぶ会場=岐阜市長良福土山、三甲美術館

繊細な墨の線で輪郭をとった少女や猫など、藤田嗣治らの作品が並ぶ会場=岐阜市長良福土山、三甲美術館

 フランスで活躍した画家藤田嗣治(つぐはる)(1886~1968年)らの作品を並べた企画展「フジタとパリ時代の仲間たち」が4日、岐阜市長良福土山の三甲美術館で始まった。藤田と親交のあったフランスの画家3人の作品を含む同館所蔵の計10点が展示されている。12月9日まで。

 藤田は、森鴎外の勧めで東京美術学校(現東京芸術大)で洋画を学んだ後、渡仏。晩年はフランス国籍を取得し、カトリックの洗礼を受けて「レオナール・フジタ」を名乗った。乳白色のキャンバスに墨で細く輪郭をとるのが特徴。会場には藤田が好んでモチーフにした少女や猫の代表的な作品や初期の作品をはじめ、戦地に従軍した時に描いた戦争画など藤田が手掛けた7点のほか、モーリス・ユトリロらのフランスの画家の作品3点も並ぶ。

 期間中は9月28日にドビュッシー弦楽四重奏団のコンサート、10月26日に元アナウンサー河野景子さんの文化講演会など多彩な催しが開かれる。


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