野菜ソムリエサミット最高賞 氷温熟成ジャガイモ、極上の甘み

2019年09月06日 09:06

自社生産した「零熟インカのめざめ」の最高金賞受賞を喜ぶ杉江保彦社長=岐南町上印食、備中農園

自社生産した「零熟インカのめざめ」の最高金賞受賞を喜ぶ杉江保彦社長=岐南町上印食、備中農園

 岐阜県羽島郡岐南町上印食の備中農園が生産する、氷温熟成させたジャガイモ「零熟インカのめざめ」が、野菜ソムリエ協会主催の8月度野菜ソムリエサミットの青果物部門で最高金賞を受賞した。

 甘みが特徴の品種「インカのめざめ」を、氷点下で凍らせずに保存する特殊な冷蔵庫で6カ月以上熟成。糖度を熟成前の約8度から約16度に高めた。電子レンジでそのまま加熱できる袋に入れて販売している。

 野菜ソムリエの資格を持つ審査員11人が10点満点で平均9点以上の評価をし、最高金賞に選ばれた。同部門では通算2品目と受賞は珍しく、審査員らは「ジャガイモとは思えない、栗やサツマイモのような甘み」「袋のまま調理でき、主婦にはうれしい」などと評価された。

 杉江保彦社長は「調理が手軽でおやつにぴったり」と紹介。単身世帯の増加などで調理食品(中食)の販売が好調なのを受け、野菜を手軽に味わえるよう開発したといい「市街地近郊の小規模ほ場では大量生産やコストカットは難しい。地域の農地を残すためにも、付加価値の高い商品を増やしたい」と意気込む。

 都内の百貨店で販売しているが、近くインターネット販売も始めるという。


カテゴリ: グルメ 経済