野菜の人形、虫封じ 高山市朝日町で天狗まつり

2019年09月06日 08:37

野菜を組み合わせて作った人形が並んだ天狗まつり=高山市朝日町桑之島、桑之島公民館

野菜を組み合わせて作った人形が並んだ天狗まつり=高山市朝日町桑之島、桑之島公民館

 岐阜県高山市朝日町桑之島の桑之島公民館で、野菜で人形を作ってまつる「天狗(てんぐ)まつり」が行われ、地域住民が工夫を凝らした40点が祭壇をにぎやかにした。

 祭りは同町秋神地区に伝わる虫封じの伝統行事。昔、害虫が大発生し飢饉(ききん)に見舞われた際、村を通り掛かった行者が「毎年、山に住む天狗の祭りをするなら虫は封じてやる」と話した。言葉に従って天狗に野菜などを供えたところ、害虫は収まったことから続けられてきた。

 同地区のうち桑之島地域では、住民8人が2時間ほどかけて作った。顔はジャンボカボチャ、鼻はキュウリの天狗、トウモロコシの皮に色を付けて作った五輪の聖火などが並び、ろうそくをともして手を合わせた。町内会長の一本木国昭さん(77)は「今年も人形の出来は上等。高齢化が進んでいるが、地域の団結が大切。天狗まつりを続けていきたい」と話した。


カテゴリ: くらし・文化