性同一性障害受刑者の処遇 笠松刑務所に改善勧告

2019年09月13日 08:30

 岐阜県弁護士会は12日、笠松刑務所(羽島郡笠松町中川町)に収容されている性同一性障害の受刑者の処遇に関し、受刑者本人が認識する性別に基づいて対応するよう同刑務所に勧告したと発表した。勧告は6日付。

 弁護士会によると、受刑者は戸籍上は女性だが自認する性別は男性で、2017年6月に逮捕されるまでに乳房摘出手術やホルモン療法を受けるなどし、男性として生活していた。昨年1月、短い髪型や男性用下着の着用などを認めるよう求めて弁護士会に人権救済を申し立てた。

 弁護士会の人権擁護委員会が調査したところ、耳が隠れるほどの長さでしか調髪されず、女性用下着の着用を強制されていたと判断。憲法13条で保障される性自認に従った取り扱いを受ける権利などを侵害しているとして、これらの処遇を改善するよう勧告した。


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