タイルの色よく見ると...地下道壁に駅の痕跡

2019年09月14日 08:05

JR岐阜駅前の地下道には、旧名鉄市内線の岐阜駅前の停留所に上る階段があった。タイルの色で、埋めた部分がわかる

JR岐阜駅前の地下道には、旧名鉄市内線の岐阜駅前の停留所に上る階段があった。タイルの色で、埋めた部分がわかる

 廃止になってしまった鉄道の跡はどうなるのか。線路や駅の痕跡が残ることがある一方、路面電車の場合は道路上に線路があったということもあり、何も残らないことが多い。しかし、丁寧に探せば何か見つかることもある。

 例えば岐阜駅前の停留所。2005年の岐阜市内線全線廃線に先立ち、新岐阜駅前-岐阜駅前間が駅前再開発のために03年12月から休止となった。岐阜駅前の停留所には岐阜市内線で唯一、安全島付きのホームがあったが、道路の拡幅で路上から痕跡を探すのは難しい。しかし、地下道からホームに上がる階段については、入り口部分に相当する部分のタイルの色合いが他とは違うため、跡を見つけることができる。

 さらに、岐阜駅前には「電車が来るはずだった空間」もある。バス乗り場の北側の空間だ。こちらは金公園のモ510形を移設することとなり、廃線から15年となる前に、再び線路が敷かれることになる。

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 岐阜市柳ケ瀬通の岐阜新聞ニュースパークで10月31日まで、写真展「路面電車よ、永遠に」が開かれている。今月15日午前10時30分から開く市民講座「柳塾(やなじゅく)」では、岐阜新聞Webで「『鉄』記者ブログ」を執筆する岐阜新聞社整理部の広瀬丈士記者が講演、路面電車の歴史などを振り返る。参加無料。


カテゴリ: おでかけ 社会