極楽駅、見た目も極楽に 待合室に觔斗雲

2019年09月14日 07:36

極楽駅改修後のイメージ図

極楽駅改修後のイメージ図

 第三セクター明知鉄道(岐阜県恵那市明智町)は近く、駅の一つ、極楽駅(同市岩村町)を改修する。縁起のいい名前として2008年の開設当初から注目を浴びてきたが、駅はプレハブの待合室1棟のみ。見た目にもインパクトが欲しいと、待合室や駅構内に黄金色の觔斗雲(きんとうん)などのオブジェを置き、「極楽っぽい」外観に仕上げる。

 極楽駅は、周辺に大規模なショッピングセンターがオープンしたことから、設置を求める声が上がり、同鉄道11番目の駅として開設された。駅名を公募し、地元に極楽寺跡という史跡があり、駅のある地域の名前が「極楽寺」ということから、国内唯一の駅名「極楽」に決まった。

 駅と共に「極楽ゆき」と印字した切符も、高齢者を中心に話題に。中小や大手の旅行会社が、恵那駅から乗車、極楽駅で降りるツアーを作り、13年には1万9千人が参加した。だが、18年はその3割にまで減少し、不振だった。

 県地方鉄道利用促進対策補助金350万円、クラウドファンディング350万円の計700万円をかけ改修する。觔斗雲のベンチとオブジェを設置し、菩薩(ぼさつ)の後光をイメージした飾りも設ける。プレハブの待合室は、縁起のよい柄とされる「七宝つなぎ」を描き、日本伝統の紅樺(べにかば)色で着色する。

 同社は「さらに話題性のある駅にし、多くのお客さまに利用してもらえる駅を目指したい」としている。クラウドファンディングのほか、支援金も募る。PRのチラシを各駅に置いた。問い合わせは同社、電話0573(54)4101。


カテゴリ: おでかけ 社会