岐阜の路面電車、足跡たどる 「鉄」記者が熱弁

2019年09月16日 08:11

第3回柳塾で路面電車の歴史を語る広瀬丈士記者(右奥)=岐阜市柳ケ瀬通、岐阜新聞ニュースパーク

第3回柳塾で路面電車の歴史を語る広瀬丈士記者(右奥)=岐阜市柳ケ瀬通、岐阜新聞ニュースパーク

 岐阜市柳ケ瀬通の岐阜新聞ニュースパークで15日、第3回市民講座「柳塾(やなじゅく)」が開かれた。岐阜新聞ホームページで鉄道ブログ「鉄記者ブログ」を担当する広瀬丈士記者が「岐阜の路面電車の足跡をたどる」とのテーマで講演し、路面電車とまちの移り変わりについて語った。

 岐阜の路面電車は、美濃電気軌道による1911年の岐阜駅前-今小町などの開業が始まり。2005年の岐阜市内線など4路線の廃止で全廃となるまで、市民の足となり親しまれた。

 路線や電車の移り変わりや、廃線後に他県に移った電車の活躍などを紹介。来場した約20人の鉄道ファンらと情報を交換し、路面電車を懐かしんだ。

 時代の移り変わりとともに廃線となった経緯については「自治体が公共交通を事業者任せにしたり、公設民営の考え方が浸透していなかったりする要因が重なった」と考察。「今でも県内にはローカル鉄道や路線バスがある。地域ぐるみで将来を考えないと、『いつの間にかなくなっている』という状況になる」と警鐘を鳴らすと、来場者は大きくうなずいていた。

 「柳塾」は、柳ケ瀬から知識や文化を発信しようという岐阜新聞社の試み。次回は10月20日を予定している。


カテゴリ: くらし・文化