「不買運動は一部、日韓民間交流を」 民団県本部

2019年09月17日 08:52

日韓友好をアピールする標語を示して草の根交流の大切さを訴える董勝正団長=16日午前、岐阜市柳ケ瀬通、ホテルグランヴェール岐山

日韓友好をアピールする標語を示して草の根交流の大切さを訴える董勝正団長=16日午前、岐阜市柳ケ瀬通、ホテルグランヴェール岐山

 在日本大韓民国民団(民団)岐阜県本部は16日、韓国の日本統治からの解放記念日「光復節」の式典を岐阜市内のホテルで開いた。日韓関係が冷え込む中、例年通り両国の関係者約100人が出席。董勝正団長は「日韓は『近くて遠い国』になってしまっているが、民間交流を進めれば『近くて近い国』になれる。今こそ交流を大切にしたい」と呼び掛けた。

 董団長は日韓関係の悪化を受けて8月末に韓国に行き、地方議員らと意見交換をしてきた。

 式典では、現地の若者の集会で渡されたという両国の友好をアピールする標語を記したステッカーを示し「『私たちは日本の友達だと(日本で)伝えてください』と託された。不買運動などをしているのは一部の人だけ」と強調。「互いにもう一歩、歩み寄って相手の国を理解することが今は必要。われわれにはそれしかない」と民間交流の重要性を訴えた。

 式典には各支部が開く韓国語教室に通う日本人らも参加し、歌謡ショーなどを催して親睦を深めた。岐阜市の40代の女性は「友好的な交流は変わらず行われている。両国でもっと報道されれば状況が良くなるのでは」と話した。

 民団県本部は県内に7支部あり、会員は約3千人。光復節は8月15日だが、今年は台風10号の影響で式典を延期していた。


カテゴリ: 社会