絶滅危惧種の花、恵那市に咲く イナコゴメグサ

2019年09月18日 07:46

開花したイナコゴメグサ=恵那市内

開花したイナコゴメグサ=恵那市内

 環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているイナコゴメグサが、岐阜県恵那市内の山地で花を咲かせている。

 イナコゴメグサは、近い将来、野生での絶滅危険性が極めて高い「IA類」に属する。戦前、長野県下伊那郡で見つかり、名が付いた。同県南部の飯伊地域と岐阜県東濃地域に自生するとされる。

 恵那市内の山地では、白地に黄色のハート形にも似た模様がある5~10ミリほどのかれんな花が6株ほど咲いていた。

 東濃地域の湿地群の調査や研究に携わる吉澤守さん(70)=同市三郷町=は「数週間前は20株ほど咲いていた。年々、株の数が少なくなってきており、絶滅を心配している」と話した。

 県によると、イナコゴメグサは自生する区域が限定的で数が少なく、収集により減少の傾向にある。長野県でも2014年のレッドリスト更新の際に自生が確認できなかったという。吉澤さんは岐阜県内で自生するのはこの山地の1カ所のみと推測している。


カテゴリ: くらし・文化 写真ニュース