岐阜市中3死亡、いじめ疑い行為30件 生徒聞き取り

2019年09月28日 07:50

 岐阜市立中学校3年の男子生徒(14)がマンションから転落死し自宅からいじめを示唆するメモが見つかった問題で、第三者組織の「市教育委員会いじめ問題対策委員会」の橋本治委員長(岐阜大大学院非常勤講師)は27日、男子生徒へのいじめを見聞きした生徒53人に実施した聞き取り調査の結果、いじめと疑われる行為が約30件あったことを明らかにした。次回の会合が開かれる10月17日に、いじめだったかどうかを判断する意向も示した。

 聞き取り調査は、7月に男子生徒が通っていた中学校の全生徒に実施したアンケートの回答で、いじめを見聞きしたとみられる89人のうち協力を得られた生徒を対象に実施。学校の教職員ら33人、市教育委員会事務局の職員6人にも行った。調査は、委員5人、県弁護士会推薦の弁護士4人が担当した。

 この日、岐阜市役所で開かれたいじめ問題対策委員会の会合では、生徒の調査結果が共有された。橋本委員長によると、生徒から寄せられたいじめと疑われる行為の具体例として、男子生徒が給食で嫌いな食べ物を押しつけられたことやたたかれたこと、漫画本の購入の強要、金銭の要求、校内のトイレで土下座させられたことなどがあったという。委員会では今後、これらを精査し、いじめの事実認定を行う。

 また、次回会合の10月17日には、教職員や市教委職員の聞き取り結果の情報も共有し、いじめの実態などを把握する。


カテゴリ: 事件・事故 社会

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