溶岩台地に貴重な植物 五色ケ原の森ゴスワラコース

2019年10月02日 08:14

  • 溶岩台地を苔が覆い、木が生えたゴスワラの丘 
  • 赤い実を付けたゴゼンタチバナ 
  • ダケカンバなどの木々で黄葉が始まりつつある 
  • 鮮やかな緑の苔に囲まれた小道=いずれも高山市丹生川町、乗鞍山麓五色ケ原の森 

 岐阜県高山市丹生川町の乗鞍山麓五色ケ原の森で、今年は「ゴスワラコース」がオープンした。貴重な原生林や乗鞍岳の噴火でできた溶岩台地が見られるコースで、9月30日に開かれた視察会で本紙記者が森の中を歩いてみた。

 五色ケ原の森は、中部山岳国立公園の南端に位置する森林地帯。森の案内人(ガイド)同伴で有料で公開されている。新設のゴスワラコースは約6・4キロ、標高約1620~1920メートルにある。ゴスワラは、溶岩台地を意味する丹生川地域の方言。

 視察会で、植物の根や積もったカラマツの葉でふかふかな道を歩いてスタート。ダケカンバは黄色く、ナナカマドは赤く色付き始めており、秋の訪れを感じさせた。足元のゴゼンタチバナは赤い実を付け今後、葉が紅葉するという。鮮やかな緑の苔(こけ)に囲まれた小道を進むと、原生林にはコメツガやネズコなどが立ち並んでいた。

 「ゴスワラの丘」では、溶岩台地が苔に覆われ木が生えた幻想的な風景が見られた。この絶景に参加者の関心が集まり、参加者がカメラを向けていた。

 森の案内人の渡邉慶彦さん(42)は、「ゴスワラコースは原生林ときれいな苔が魅力。紅葉は10月中旬くらいがピーク」と教えてくれた。

 今シーズンの利用は31日まで。事前予約が必要で、大人9千円、高校生以下5300円。予約、問い合わせは五色ケ原の森案内センター、電話0577(79)2280。


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