声掛け事案多発の校区に防犯カメラ

2019年10月04日 07:43

街頭犯罪の抑止を目的に県警が設置した防犯カメラ=岐阜市木ノ本町、木ノ本公園

街頭犯罪の抑止を目的に県警が設置した防犯カメラ=岐阜市木ノ本町、木ノ本公園

 岐阜県警は、子どもへの声掛け事案などが多発している岐阜市の徹明さくら小学校区を「防犯カメラ設置推進地区」に指定し、校区内に防犯カメラ10台を設置した。県警が主体となって設置するのは初めて。来年3月末までの半年間運用し、地元の同意が得られれば4月以降も地域住民による管理で運用を続けたい考え。

 防犯カメラによる犯罪抑止効果を住民に実感してもらい、地域による設置を促すのが狙い。県警生活安全総務課によると、同校区では昨年の刑法犯認知件数が446件と校区別で県内最多だった。特に自転車盗などの窃盗犯が182件と目立つ。今回、住民の意見を基にして通学路周辺の街路灯や住宅のベランダ、公園など10カ所を設置場所に選んだ。

 岐阜中署で行われた開始式では、運用管理者の佐名康太署長と徹明自治会連合会の松原竹夫会長(80)、木之本自治会連合会の古澤豊吉会長(77)の3者が録画データの管理や運用方法を定めた協議書を交わした。

 古澤会長は「公園で子どもへの声掛け事案があり、二度と起きないようにと設置を決めた」と経緯を語り、松原会長は「住民からもカメラ設置の要望が多かった。来年4月以降も地域主体で運用したい」と述べた。

 県警は今後、設置前後の犯罪発生状況を分析したり、住民へのアンケートを行ったりして効果を検証する。


カテゴリ: 教育 社会