御嵩町に恒久処分場打診、JR東海 町は「対応未定」

2019年10月08日 08:29

 JR東海が、リニア中央新幹線の工事で発生する残土の恒久処分場の設置を、岐阜県可児郡御嵩町に打診していることが7日、分かった。同町内の工区で発生する残土を山間の町有地などに持ち込む内容だが、町は「JR側からは話を受けたが、対応はまだ何も決まっていない」と説明している。

 町によると、町内を通るリニアの工区は約3・8キロで、うち地上部は約150メートル。8月30日、JR東海の担当者が同町役場を訪れ、町執行部や町議会に残土処理について内容を説明。リニアが通る美佐野地区の町有地に、トンネル掘削で発生した残土約50万立方メートルを持ち込んで埋めるなどの案が示されたという。

 土木工事で出た残土で、自然由来による重金属の含有量が環境基準を超えるなどした場合、要対策土として保管場所からの汚染水流出を防止するなどの対策が必要になる。これまでにJR東海は残土の仮置き場を中津川市と瑞浪市にそれぞれ1カ所設置している。町の担当者によると「汚染対策も含めた対応の手順も、JRからはまだ説明は受けていない」としている。

 JR東海中央新幹線建設部の梅村哲男担当部長は7日、県庁内で報道陣に対して「汚染された土が出た場合のために、私どもで土地を買わせていただき、管理をしていきたいという考え。まだ協議中なので、具体的な中身はお伝えできない」と話した。


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