桟敷で鵜飼観覧、外国人招き実証実験

2019年10月09日 08:44

  • 試験的に設置された桟敷で鵜飼観覧などを楽しむ外国人観光客ら=岐阜市長良、長良川河畔 
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 長良川鵜飼の新たな観覧方法を提案しようと、「長良川温泉泊覧会(長良川おんぱく)実行委員会」は岐阜市長良の長良川右岸河川敷に桟敷を設け、外国人観光客らを招く実証実験を始めた。11~13日にも実施し、来年度の観光商品化を目指す。  

 実行委は、流域のまちおこしなどに取り組むNPO法人ORGAN(オルガン)や宿泊業者など約10社・団体で構成。訪日外国人旅行客の増加を推進する観光庁事業の採択を受けて実施した。

 3基ある桟敷は木製で、それぞれ幅3・6メートル、奥行き2・7メートル。複数をつなげて設置でき、急な増水時などは約20分で撤去可能。

 6日は13人が参加し、明かりがともったちょうちんの下で食事を楽しみ、鵜飼に見入り、幇間(ほうかん)の舞を満喫した。ドイツから訪れたフライトアテンダント(44)は「ヨーロッパにはない文化で、雰囲気も素敵。風も気持ちいいし、帰国したら、友人にも勧めたい」と話した。

 鵜匠の家すぎ山の杉山寛典専務取締役(36)は「遊歩道の占有や景観など課題や不安もあるが、鵜飼観覧の新たな選択肢となり、流域の観光振興につながってほしい」と期待する。


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