「ブラック校則」廃止 肌着の色や外泊許可

2019年10月10日 07:46

 岐阜県教育委員会が県立高校全63校に、肌着の色を指定したり、外泊や旅行時に学校の許可を得るように生徒に求めたりする校則の見直しを求め、該当する高校が廃止したことが分かった。

 「ブラック校則」とも呼ばれる合理性のない校則を調査し、人権侵害の恐れがある規定の見直しを働き掛ける市民団体「子どもの人権ネットワーク・岐阜」(代表・河合良房弁護士)が県教委から示された対応を公表した。

 同団体が昨年に県教委に情報公開請求をして調べたところ、62校が服装の規定を設け、男子は10校、女子は8校で肌着などの色を指定していた。約40校では校外の団体加入や集会の参加に許可や届け出を必要としていた。

 同団体からの提言を受け、県教委は▽生徒の私生活上の旅行や外泊などに許可や承認が必要▽校外の政治活動は基本的に自由にもかかわらず、集会や行事の参加や団体の加入に届け出などが必要▽下着の色を指定することなどで生じるルールの順守を確認する行為が、新たな人権問題となりかねない-ことなどに触れる規定を削除するよう各校に求めた。該当する高校は校則から削除したという。

 河合代表は「県教委が前向きに動いたことは評価したい」としながらも「まだ廃止すべき校則はある」と話している。


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