ワクチン県内一斉接種 獣医師らを他県に応援要請、豚コレラ

2019年10月12日 08:15

 古田肇知事は11日、拡大する豚コレラ対策として飼育豚に接種する方針で調整している予防的ワクチンについて、「県全域で一斉に接種する」との考えを明らかにした。月内にも始める接種は、接種を担う獣医師らの応援を他県に要請するなど準備態勢を整え、地域ごとなどではなく、県内一斉に行うことを重視する方針を示した。

 各務原市内で行った谷本正憲石川県知事との懇談で明らかにした。予防的ワクチンは、農林水産省の有識者会議が接種を認める防疫指針の改定案を了承し、近く施行される見込み。各県の接種プログラムを農水省が確認し、態勢が整った県から接種を開始することになっている。

 岐阜県内では、これまで養豚農家20施設の約7万頭が殺処分された。現在は18施設で4万6千頭の豚が飼育されている。古田知事は一斉接種について「接種を目前にした施設で、豚コレラの感染が判明してしまうと殺処分をしないといけなくなる」と、養豚農家の安心につなげたい意向を示した。

 その上で「農水省のプログラムの確認やワクチン供給システムの構築と、県の作業態勢構築などが同じタイミングとなるよう(職員には準備を)急がせている。すぐにでも接種したい」と強調した。


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