県内は439人避難、人的被害なし 台風19号

2019年10月13日 08:09

台風19号の接近に伴う風雨を受け、傘を傾けて歩く人たち=12日午後5時37分、岐阜市神田町(撮影・堀尚人)

台風19号の接近に伴う風雨を受け、傘を傾けて歩く人たち=12日午後5時37分、岐阜市神田町(撮影・堀尚人)

 大型で非常に強い台風19号が12日、岐阜県内を接近し、警戒レベル3の避難準備・高齢者等避難開始を岐阜市や可児市、可児郡御嵩町など4市4町が、計30万832世帯70万932人を対象に発令した。自主避難した25市町の住民を含めて最大で計330世帯439人が、自治体の開設した避難所に身を寄せた。人的被害はなかったものの、山間部を中心に建物に雨漏りや屋根の損壊、停電といった被害が発生した。

 県などによると、農作物や山林への被害はなかったが、建物では郡上市白鳥町で店舗兼住宅の屋根のトタンが一部めくれる被害があった。また、岐阜市司町の複合施設「みんなの森ぎふメディアコスモス」では午後3時30分ごろ、2階中央図書館南側の天井1カ所から雨漏りがあった。2015年4月から繰り返され、昨年7月以来で今回で32回目。

 中部電力によると、郡上市で一時、約1600戸の停電が発生し、社員らが設備の確認や復旧作業に追われた。午後9時現在、飛騨市と郡上市などの約2830戸で停電が続いている。

 県内のローカル線も運休が相次いだ。樽見鉄道(本巣市)は、午前9時50分ごろに本巣駅に到着した列車を最後に運転を取りやめ、上下線合わせて33本が運休した。13日は安全を確認できれば始発から運行する。長良川鉄道(関市)は午後から運休した。13日は始発からの運転を目指し、安全確認を進めている。

 明知鉄道(恵那市)は、上下線で20本の運転をやめた。13日は上下線の始発列車のみ運休する。養老鉄道(大垣市)は12日、通常通り運行した。JR東海や名古屋鉄道の県内各線は12日正午前後から運休し、13日は安全が確認でき次第、運行を再開する。

 道路は12日午後7時現在で、下呂市金山町の県道86号など33路線39カ所の一般道が通行止めとなった。


カテゴリ: 社会