半兵衛の墓、再建支援を 垂井町の顕彰会が寄付呼び掛け

2019年10月14日 08:33

竹中家の墓を整備するための寄付を呼び掛ける「竹中半兵衛重治公顕彰会」の会員=垂井町岩手、禅幢寺

竹中家の墓を整備するための寄付を呼び掛ける「竹中半兵衛重治公顕彰会」の会員=垂井町岩手、禅幢寺

 岐阜県不破郡垂井町ゆかりの戦国武将、竹中半兵衛ら竹中家の菩提(ぼだい)寺の禅幢(ぜんどう)寺(同町岩手)に立つ墓を再整備しようと、地元有志らでつくる「竹中半兵衛重治公顕彰会」が寄付を募っている。栗田勝蔵会長(75)は「皆さんの力を借りて、再整備を実現したい」と呼び掛けている。

 1544年に現在の大野町に生まれた半兵衛は、父の重元が垂井町岩手の領主を攻め落としたことをきっかけに同地に移ったとされる。当時の主君を追い出して岐阜城を乗っ取るなど知将として知られ、豊臣秀吉の軍師として仕えた。

 竹中家の墓は、重元を初代に17代目までの一族が眠り、半兵衛と重元の墓は建屋に囲われている。建立から年月がたち、墓石の破損や建屋の屋根瓦が剥がれるなど劣化が進んでいる。

 草刈りや掃除をして維持管理を担ってきた同会にとって老朽化は長年の課題だったが、資金面の問題などから応急的な措置にとどまっていた。今年は半兵衛の没後440年の節目を迎え、来年にはNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放送や岐阜関ケ原古戦場記念館のオープンもあり、同寺の来訪者が増えると予想されることから、再整備に向けて動き始めた。

 同会では目標額の600万円を今月末までに集め、12月に建屋の修復や墓石の再建を目指している。栗田会長は「地域の誇りとして守ってきた財産。後世につなげていきたい」と話した。

 寄付は千円単位から口座振り込みで受け付けている。問い合わせは同会事務局、電話0584(22)1007。


カテゴリ: くらし・文化