台風、県内も爪痕 車庫飛び屋根瓦落下...突風か

2019年10月16日 08:58

台風19号で被害を受けたトマトのハウスを修理する農家。ハウス内にはまだ青いトマトが散乱していた=中津川市加子母

台風19号で被害を受けたトマトのハウスを修理する農家。ハウス内にはまだ青いトマトが散乱していた=中津川市加子母

 12日に岐阜県内に接近した台風19号の影響で、中津川市北部の付知地区で民家の屋根瓦や車庫が飛ばされる被害が出たほか、加子母地区ではトマトの栽培用ハウスのシートが破れるなど159棟が被災した。13、14日の連休は住民らが協力して復旧作業に当たった。

 両地区の住民らの話をまとめると、今回の台風で被害が広がったのは市内に発令されていた暴風警報が解除された12日午後9時31分以降だったとみられる。住民の多くは「暴風警報が解除された後に風が強くなった」と振り返った。

 付知の一部地域では突風も発生したとみられ、付知のぞみ幼稚園ではトタンぶきの屋根が大きくめくれ上がった。周辺では小屋や車庫が飛ばされ、屋根瓦が落下した住宅が目立った。自宅の屋根瓦などが落下して車4台を破損するなどした会社代表(65)は「家が揺れてすごい音がした。一瞬の出来事だった」と話す。13日は住民らが片付けを進め、業者が修繕に当たった。

 市によると、市内では農家40軒の170棟のハウスが被災した。トマトの栽培が盛んな加子母では、強風でハウスのビニールシートやネットが飛ばされ、大きくなり始めた青い実が地面に散乱した。14日は雨が降る中、農家が協力してシートを掛け直し、トマトを拾い集めた。加子母トマト生産組合の組合長(54)は「これで3年連続の被害。まだ単価はいいので諦めずに頑張りたい」と話した。


カテゴリ: 社会