複数教員「ふざけ合い」 岐阜市中3死亡

2019年10月18日 07:56

 岐阜市立中学校3年の男子生徒(14)がマンションから転落死し自宅からいじめを示唆するメモが見つかった問題で、第三者組織の市教育委員会いじめ問題対策委員会は17日、教員への聞き取り調査の結果について協議し、いじめの疑いがある行為を生徒のふざけ合いと複数の教員が認識しており、いじめに対する学校側の認識の低さが浮き彫りになった。

 第三者委は、男子生徒が通っていた中学校の教員ら33人と市教委職員6人から9月に聞き取りを行った。これまでの生徒たちへの聞き取り調査で、男子生徒が金銭を要求されたり、トイレで土下座させられたりするなど、いじめと疑われる行為が約30件あることが分かっている。

 会合後、取材に対して橋本治委員長は「いじめと受け取られる行為をじゃれていると認識していたというニュアンスがあった」とし「現象がストレートに伝えられず、弱められて伝えられていた」と指摘した。

 また、男子生徒へのいじめがあることを訴えるメモを同級生が担任に渡したが、メモは担任と副主任の2人にしか共有されていなかったことも確認。橋本委員長は「確実に情報が上がっていない」と、学校全体で連携に問題があったとの認識を示した。

 次回の会合では、いじめの事実認定などを行う予定。


カテゴリ: 事件・事故 社会