自動コンバインすっきり収穫 瑞穂市で「スマート農業」検証

2019年10月19日 08:41

自動運転で稲を刈るコンバイン=瑞穂市十八条

自動運転で稲を刈るコンバイン=瑞穂市十八条

 ロボットや人工知能(AI)など最新技術を活用する「スマート農業」の効果を検証している巣南営農組合(岐阜県瑞穂市、小川勝範代表理事)が管理する瑞穂市十八条の農地で、自動運転のコンバインを使った稲刈りが行われた。78アールの農地で直進と左折を繰り返し、約1時間できれいに収穫した。

 コンバインはクボタ製で衛星利用測位システム(GPS)を搭載。運転席のタッチパネルで、刈り取る速度や範囲などを設定する。人や障害物を感知して止まる機能がないため、運転はしないが必ず乗車している。

 稲刈りは、県やJAぎふなどで組織する「県スマート農業実証コンソーシアム」が実施。今年春から巣南営農組合で低コストの輸出用米の生産増につなげる取り組みを2年計画で進める。自動運転のトラクターを使ったたおこしや小型無人機「ドローン」による農薬散布、遠隔操作での水管理などを実践し、作業時間や人手をどれだけ省けたかのデータを集めている。

 作業を見守った小川代表理事は「実用化できる。導入コストが通常の倍近いため、コストが下がれば農家に普及するだろう」と話した。


カテゴリ: 経済