光秀の魂、岐阜にあり 岐阜市まちなか案内人講演

2019年10月21日 08:55

講師の近藤新八さん(左端)の持論を交えた考察に聞き入る市民ら=岐阜市柳ケ瀬通、岐阜新聞ニュースパーク

講師の近藤新八さん(左端)の持論を交えた考察に聞き入る市民ら=岐阜市柳ケ瀬通、岐阜新聞ニュースパーク

 岐阜市柳ケ瀬通の岐阜新聞ニュースパークで20日、第4回市民講座「柳塾」が開かれた。今回は来年の大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の主人公明智光秀がテーマで、「岐阜市まちなか案内人の会」会長の近藤新八さん(75)=岐阜市長良城西町=がさまざまな視点から考察した光秀の人物像を語った。

 近藤さんは、光秀の没年を基に生まれた年を推定。1542年以降に岐阜に入り、斎藤道三、織田信長に仕えたとし、「この時代に道三、信長から戦略やまちづくりを学んだ」とした。人物像については延暦寺の焼き打ちで功績を上げた後、丹波を攻略したことに触れ、「通説では悪人だが、丹波では治水など善政を敷いた面もある」と述べた。

 本能寺の変に関しては「怨恨(えんこん)、陰謀説などがあるが、そのどれでもないと思う」と指摘。「光秀は土岐氏という歴史ある家柄に生まれ、古い権威を大切にする心があり、新しい社会をつくろうとする信長に理解を示しつつも、過去の暴虐はやり過ぎだと感じていた。その葛藤に耐え切れなかった結果ではないか」と持論を語った。

 次回の「柳塾」は11月17日午前10時30分から開く予定。


カテゴリ: くらし・文化