「幼少期、本に触れて」小説家中山七里さん講演

2019年10月21日 08:27

小さい頃から本に親しむことの大切さを伝えた中山七里さん(右)=飛騨市古川町本町、市図書館

小さい頃から本に親しむことの大切さを伝えた中山七里さん(右)=飛騨市古川町本町、市図書館

 岐阜県出身の小説家中山七里さん(57)が飛騨市古川町本町の市図書館で講演し、記憶力や集中力の高い幼少期に本に触れることの大切さを語った。

 中山さんは2010年「さよならドビュッシー」でデビュー。古里の近くにある渓谷の中山七里(下呂市)からペンネームを取り、推理小説を中心に人気作を発表し続けている。16年に本紙朝刊で小説「護られなかった者たちへ」を連載した。

 中山さんは講演で、3日間で1冊分の筋書きを仕上げるスピード感あふれる仕事を明かした。「幼少期に没頭した読書で得た知識が執筆を支えている」と話し「本を読み尽くした上での想像力は、ほとんど真実に近くなる」と語った。

 読書の大切さについては「言葉を覚えることは論理の下支えになり、怪しい理屈を見分けられるようになる。子どもには本を読ませてほしい」と述べた。

 講演は市図書館の開館10周年を記念した市教育委員会の事業。市民ら約50人が参加した。


カテゴリ: くらし・文化