工作機械の殿堂ここに ヤマザキマザック博物館オープン

2019年11月02日 08:14

過去から現在までの工作機械が一堂に並ぶ館内=1日午前、美濃加茂市前平町、ヤマザキマザック工作機械博物館

過去から現在までの工作機械が一堂に並ぶ館内=1日午前、美濃加茂市前平町、ヤマザキマザック工作機械博物館

 世界でも珍しい、工作機械に特化した「ヤマザキマザック工作機械博物館」が2日、岐阜県美濃加茂市前平町にオープンする。19世紀から現代までの工作機械の多くを動く状態で展示し、工作機械の歴史や社会、産業の発展に果たした役割を伝えている。1日に開館記念式典と内覧会が現地であった。

 大手工作機械メーカーのヤマザキマザック(愛知県大口町)が創業100周年記念事業として、美濃加茂市の地下工場を改装して整備した。地下2階建てで、地表から約11メートルの深さに開設し、年間を通じて温度変化が少ない地熱を空調に活用する省エネ型の地下博物館となっている。

 延べ床面積は約1万平方メートル。1797年にイギリスで開発されたモーズレイの旋盤(複製)や、1927年にヤマザキマザックが製造したベルト掛け山崎旋盤といった歴史的な工作機械など約200点が並んでいる。蒸気機関車や航空機など工作機械で作られた代表的な工業製品も展示し、暮らしと工作機械の関わりを紹介している。拡張現実(AR)を活用した展示もあり、楽しみながら学べる博物館となっている。

 記念式典で山崎智久会長は「ものづくりの未来に対するメッセージとして他にあまりない工作博物館をつくった」と述べた。

 開館時間は午前10時~午後4時30分。月曜日と年末年始は休館。入館料は大人500円、小中学生200円。


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